鉄骨造より軽量な木の家は地震に強い
鉄骨造より軽量な木の家は地震に強い
木の家は鉄骨造よりも耐震性に劣るのではと思っている人もいるかも知れませんが、意外に地震に強かったりします。
確かに鉄骨造の家のほうが耐震性が高いことも少なくないのですが、木の家がそれに比べて大きく劣ることはなく、場合によっては勝っていることもあります。
それではなぜ木の家が地震に強いのかと言えば、鉄骨造と比較をすると軽量であるためです。
耐震性は様々な要素が絡み合ってできるものですが、その中でも重量は大きな影響を与えるポイントになります。
家の重量が大きければ大きいほど揺れた時に大きなエネルギーを受けやすくなります。
鉄と木を比較すれば当然鉄のほうが重いわけですから、鉄骨造は重量の面でかなり不利になるというわけです。
その点、木の家は鉄骨造と比較をしてかなり軽量に作ることができるので、震災の時に有利です。
コストの面でもお得ですから、安く耐震性の高い家を求めるときには木でできた家を検討するのも良いでしょう。
木の家は火災対策を徹底して安全を確保する
木の家で心配なのが火災による被害です。
環境にやさしい素材である木にはぬくもりがあり、癒してくれるような心地良い香りも特徴ですが、燃えやすいという特徴もあります。
そのため、木の家を建てる時には対策を徹底しなければなりません。
実は現在の家は防火構造に優れていて、外壁や軒の天井部分、不燃の屋根材を使わなければならないことになっています。
屋内部分でも様々な工夫が施されており、内側に石膏ボードを使用すると炎が当たっても温度が上昇しにくくなり、自然発火するまでの時間を大幅に遅らせることが可能です。
いくつもの対策を取り入れることで火災に対しての不安を大幅に減らせますので、建てる時にはどのような方法があるのかを確認しながら、予算の範囲内でしっかりと取り入れることが大切です。
材料以外でもできることがあり、構造的に火を止めるようなつくりにします。
火が空気の流れにそって上へとのぼっていくことを考慮し、その通り道の内側にファイヤーストップ材を使います。